【性善説にたった経営】

「人は元来、善に立脚した経営をすれば、管理するといったコストは大幅に削減できます。

 
逆に悪だと思えば徹底的に管理を強め、
ルール化を強化し、
ワーク(シゴト)でなく、
レイバー(苦役)になる。
結果的に管理コストが高く、
生産性が低くなってしまいます。
日本は本来の家族経営を忘れ、
アメリカ式マネジメントに毒されてしまったのではないでしょうか。
震災の時、
悲しみの中にも互いに助け合う日本人の性善が示したように、性は善であると思います。
社員の幸せを考えた経営をするために、
トップは性善説の考えがなければならないと思います。
カットルームの幹部にはタイムカードがありません。
それは「人は善である」という考えに立っているからです。
朝の出勤時、
本部前の4車線道路ですが、
社員は誰も右折をしません。
50m先の信号機付きの右折レーンまで進んで、わざわざ遠回りします。
それは自分だけよければ良いというと考えではけしてできないことです。
あるいは取引先に支払いをする時も振込料を差し引いて送金される会社もあります。
カットルームカラーグループでは絶対にやりません。
わずかな得を取ろうとして、相手に迷惑をかけてはいけないと思うのが普通の事だと思います。
ビッグな経営者がかって立派なことを説きながら、振込料を差し引く会社も多いです。
それは、合理的なコストダウンかも知れないですが、何か日本人の思想に反しているような気がします。
一緒になってイイ会社づくりを楽しみましょう。
会社はそこで働くクルーのために存在していると思っています。
だから、徹底的な合理化で事務所に飾る花でさへ削減するようなことはしません。
もちろん適切な利潤を上げる努力はみんなで取り組みます。
そして、その利益は利益還元金としてクルーに還元されなければと考えています。
また、独立支援制度は失敗しない独立といわれています。
なぜならそれは既存店の暖簾分けという固定客をつけた独立だからです。
40歳前で肩たたきするようなクルーの扱いもしません。
安心して長期に渡って働けるダム経営をみんなでつくっていきたいと思っています。
子育ても安心してできるそうした女性にとってもやさしい職場環境や制度であるべきです。